ＪＲ東日本が、いつの間にか「企画乗車券のＳｕｉｃａ対応」を行っていました。
- 「ＩＣ企画乗車券」登場！Ｓｕｉｃａが企画乗車券に対応
- ＩＣ企画乗車券は、磁気券タイプと同等・・・じゃないですよ？！
- 使えるＳｕｉｃａが限定される＆ちょっとデンジャラスな制約も
- Ｑ：どうしてSuicaカードと比べてモバイルSuicaの方が、ポイントが多く貰えるのですか
「ＩＣ企画乗車券」登場！Ｓｕｉｃａが企画乗車券に対応
これまで「都区内パス」等のおトクなきっぷは
磁気券での発売のみでしたが、
2019年9月1日から新たにSuicaで
一部のフリーパスタイプのおトクなきっぷを
ご利用いただけるようになります。
いままで、フリーパス系の「企画乗車券」は原則として磁気券タイプのものに限定されていました。
「企画乗車券」というのは切符に似て非なるもの・・・詳細は、以下の記事を参照してくださいまし。
東海道新幹線の企画乗車券の場合は「有人改札しか通れない」などの縛りがありますが、ＪＲ東日本管内で使う企画乗車券の場合、自動改札でも問題ありません。
とはいえ、「休日お出かけパス」と「週末パス」しか試してないですけど。
ＩＣ企画乗車券は、磁気券タイプと同等・・・じゃないですよ？！
この「ＩＣ企画乗車券」ですが、従来の磁気券タイプのものとほとんど同じ・・・
かと思ったら、細かいところでスペックが違っていました。
まずお値段ですが、￥２，６２０です。従来の磁気券タイプが￥２，６７０ですから、￥５０ほど安くなっています。
有効範囲は同じなのですが、大きな相違点として「新幹線が使えない」ようです。
磁気券タイプの場合、東北・山形・秋田新幹線の「東京～小山間」、上越・北陸新幹線の「東京～本庄早稲田間」は、乗車券として機能していました。新幹線特急券だけ買い足せば、新幹線に乗れたのですね。
ところが、ＩＣカードタイプ「のんびりホリデーＳｕｉｃａパス」では、新幹線が対象からごっそり外れてしまっています。
いままで「休日おでかけパス」を使って新幹線を利用されていた方は、この辺に注意しなければなりません。
とはいえ、「えきねっとトクだ値」などを使用する際はどのみち「乗車券＋特急券」をセットで購入する必要がありましたので、その意味では大きな影響は無いのかも知れません。
なお、特急車両や普通グリーン車への乗車条件は、変わりないようです。
使えるＳｕｉｃａが限定される＆ちょっとデンジャラスな制約も
この「ＩＣ企画乗車券」ですが、東京駅１００周年の時に発行されたような「記念Ｓｕｉｃａ」は対象外のようです。
対象外どころか、自販機によっては「勝手に回収されてしまい、ノーマルタイプのＳｕｉｃａに交換されてしまう」なんていう恐ろしいオチもある模様。
また、私が利用している「モバイルＳｕｉｃａ」も対象外でした。残念。
Ｑ：どうしてSuicaカードと比べてモバイルSuicaの方が、ポイントが多く貰えるのですか
より多くのお客さまにモバイルSuicaのサービスをご利用いただきたいため、ポイント還元率を高く設定させていただいております。
ところでＪＲＥポイントの公式ページに「なぜ磁気カードタイプのＳｕｉｃａよりモバイルＳｕｉｃａのほうがポイントが多くつくのか」という質問と回答が出ていました。
ＪＲ東日本としては、モバイルＳｕｉｃａの利用を促進するためにやっているようですが・・・
そうであれば、企画乗車券もモバイルＳｕｉｃａに対応させてほしいものです。
